2026年8月24日、韓国・アジア経済によると、韓国で肥満治療薬「マンジャロ」や「ウゴービ」を海外から違法に持ち込もうとして摘発されるケースが急増している。
記事によると、韓国関税庁のデータでは、26年上半期にマンジャロやウゴービなどの肥満治療薬の違法持ち込みが摘発された件数は計4155件に達した。
一方、正規の輸入業者を通じて通関された件数は、24年14件、25年191件、26年上半期391件の計596件にとどまっており、違法持ち込みの摘発件数が正規輸入を大幅に上回る状況となっている。特に目立つのが国際郵便を利用したケースで、国際郵便による摘発は25年の1046件から、今年上半期には3489件まで増加。全体の約85%を占めた。また、海外旅行から帰国する際に旅行者の手荷物として持ち込もうとするケースも、25年の134件から今年上半期には656件に増えている。
背景には、韓国と日本の価格差があるという。マンジャロ2.5mgの4週間分は、韓国では最も安い医療機関でも約29万ウォン(約3万3000円)だが、日本では約8500円程度とされ、価格差は約4倍に達する。10mgの場合も、韓国では約54万ウォン(約6万2000円)なのに対し、日本では約3万4000円程度である。
この理由について、記事は「日本ではマンジャロが2型糖尿病治療薬として公的医療保険の価格体系に組み込まれているのに加え、オンライン診療クリニックの間で価格競争が起こり、低価格化が進んでいる。一方、韓国では肥満治療目的の場合、健康保険が適用されないため、医療機関によって価格差が生じやすい」と説明。
これについて、韓国のネットユーザーからは、「日本との価格差がここまで大きいとは驚いた」「国内の価格がこれだけ高いと、安価な外国製に手を出してしまう人がいるのも分かる」「まず国内の薬価を見直すべきでは」「違法行為は問題だが、価格差の原因も考える必要がある」といった声が上がった。
一方で、「安いからといって違法に持ち込んでいい理由にはならない」「密輸入された薬を使用する人の気が知れない」「医薬品は一般の商品とは違うので安全性を優先すべき」「自己判断で海外から薬を持ち込むのは危険」「仮に安価にすると、必要のない人の乱用が起こるのでは」「結局、副作用等で体調に異変が起きたら国内の病院にかからなければならない」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)











