26日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比141.87ポイント(0.56%)高の25652.97ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が88.47ポイント(1.05%)高の8533.84ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は2548億2360万香港ドル(約5兆1678億円)となっている(25日は2540億7920万香港ドル)。

 投資家心理が上向く流れ。外部環境の改善や、中国の政策に対する期待感が支えだ。米イランの和平交渉が進展するとの見方が広がる中、昨夜の原油相場は続落し、米長期金利も低下している。一方、中国ではきのう25日、政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議が開幕(28日に閉幕)。大規模な経済対策が打ち出される可能性は低いとみられているが、内需不振などを受け、何らかの対策が打ち出されるとの期待が高まっている。また、香港上場企業の中間決算報告は終盤入り。業績動向や配当性向に着目した売買も活発化している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が9.7%高、スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(2020/HK)が9.5%高、火鍋チェーン中国最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が7.4%高と上げが目立っている。信達生物が昨日公表した決算は、予想を上回る大幅な増収増益だった。安踏体育の中間決算は34.9%増益と堅調で、配当の増額も予定している。また、海底撈の中間業績は0.5%増益にとどまったものの、増配方針を示した。
 セクター別では、非鉄関連の上げが目立つ。
銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)と銅・コバルト鉱山の中国有色鉱業(1258/HK)がそろって9.9%、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が7.3%、非鉄金属・鉱石の五鉱資源(1208/HK)が2.4%ずつ上昇した。江西銅業については、中間決算の大幅増益も好感されている。
 半導体セクターも急伸。愛芯元智半導体(600/HK)が11.5%高、華虹宏力半導体(1347/HK)が6.4%高、上海壁仞科技(6082/HK)が2.7%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が2.6%高と値を上げた。米半導体株高を好感。昨夜の米株市場では、半導体需要の拡大が改めて意識され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.4%高と3日ぶりに反発した。
 中国の不動産セクターも物色される。中国金茂HD(817/HK)が8.7%高、中国海外宏洋集団(81/HK)が5.2%高、龍湖集団HD(960/HK)が3.5%高、融創中国HD(1918/HK)が2.6%高で引けた。
 半面、石油セクターは安い。百勤油田服務(2178/HK)が6.3%、中油燃気集団(603/HK)が4.0%、中海油田服務(2883/HK)が2.5%、中国石油天然気(857/HK)が1.4%ずつ下落した。
 本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.59%高の3912.52ポイントで取引を終了した。
不動産が高い。素材、金融、公益、インフラ関連、ハイテク、医薬、消費、自動車なども買われた。半面、エネルギーは安い。海運、通信も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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