2026年8月24日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国国内の自動車販売が減少する一方で輸出が大きく増加しており、二極化が一段と加速していると報じた。

記事は、中国が2023年に日本を抜いて世界最大の自動車輸出国の座を獲得して以降、世界市場でのシェア拡大を急速に推し進める一方で、国内の自動車市場は深刻な需要の減退と激しい価格競争の泥沼に陥っていると指摘した。

そして、中国乗用車市場情報聯席会(CPCA)の統計によると、今年7月の乗用車国内販売台数は前年同期比20%減の147万台となり、10カ月連続の前年割れを記録したと紹介。1~6月の累計販売台数も同約20%下落し、同時期の日本市場全体の販売規模に匹敵する約230万台の減少になったと伝えている。

記事は、販売低迷の背景について同協会の崔東樹(ツイ・ドンシュー)事務局長が、ガソリン価格の高止まりによる内燃機関車への打撃、低価格帯セダンの購買意欲減退を挙げたことを紹介。不動産市場の長期停滞が一般家庭の消費マインドを冷え込ませていることも大きな要因として触れた。

一方で、国内市場の急激な縮小と工場の深刻な生産能力過剰に直面し、比亜迪(BYD)や吉利、奇瑞といった中国の大手自動車メーカーは、生き残りをかけて輸出へのシフトを急加速させていると指摘。CPCAのデータによると、7月の自動車輸出台数は同88%増の92万3000台に達し、1~6月も約70%の大幅増を記録したと伝えた。

記事は最後に、上海の自動車コンサルティング会社オートモビリティのビル・ルッソ最高経営責任者(CEO)が、中国自動車大手にとって海外市場の開拓はもはや単なる選択肢ではなく、「生き残りのための戦略的必然」になっていると解説したことを紹介している。(編集・翻訳/川尻)

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