投資家心理が上向く流れ。外部環境の改善や、中国の政策に対する期待感が支えだ。米イランの和平交渉が進展するとの見方が広がる中、昨夜の原油相場は続落し、米長期金利も低下している。一方、中国ではきのう25日、政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議が開幕(28日に閉幕)した。大規模な経済対策が打ち出される可能性は低いとみられているが、内需不振などを受け、何らかの対策が打ち出されるとの期待が高まっている。金属市況高も追い風だ。26日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅など主要な非鉄金属の先物が高く推移。金先物も高水準で推移している。また、香港上場企業の中間決算報告は終盤入り。業績動向や配当性向に着目した売買も活発化している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が8.4%高、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が7.1%高、火鍋チェーン中国最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が6.3%高と上げが目立っている。信達生物が昨日公表した決算は、予想を上回る大幅な増収増益だった。
セクター別では、非鉄・産金が高い。洛陽モリブデンのほか、江西銅業(358/HK)が12.2%、中国アルミ(2600/HK)が2.4%、紫金鉱業集団(2899/HK)が4.9%、霊宝黄金(3330/HK)が2.6%、中国黄金国際資源(2099/HK)が2.2%ずつ上昇した。
半導体セクターも急伸。愛芯元智半導体(600/HK)が14.3%高、華虹宏力半導体(1347/HK)が7.0%高、上海壁仞科技(6082/HK)が5.9%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が5.2%高と値を上げた。米半導体株高を好感。昨夜の米株市場では、半導体需要の拡大が改めて意識され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.4%高と3日ぶりに反発した。
中国の不動産セクターも物色される。中国金茂HD(817/HK)が7.4%高、融創中国HD(1918/HK)が6.1%高、中国海外宏洋集団(81/HK)が3.7%高、龍湖集団HD(960/HK)が3.1%高で引けた。
半面、石油セクターは安い。中油燃気集団(603/HK)が3.2%、百勤油田服務(2178/HK)が3.1%、中海油田服務(2883/HK)が2.7%、中国石油天然気(857/HK)が1.6%ずつ下落した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.70%高の3916.83ポイントで前場取引を終了した。素材が高い。不動産、ハイテク、インフラ関連、金融、公益、消費、自動車、医薬なども買われた。半面、エネルギーは安い。通信も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











