2026年8月21日、韓国・SBSによると、韓国で1カ月間だけ国民年金に加入して働いた後、過去にさかのぼって保険料を一括納付し、生涯にわたって毎月の老齢年金を受給する外国人が相次いでいる。

国民年金には「追納」制度があり、失業や事業の中断などによって保険料を納められなかった「納付例外期間」や、結婚・出産などによって加入履歴が途切れた期間について、後から保険料を納めることができる。

年金制度の「死角」解消のために導入された制度が、外国人の年金受給手段として利用されているという批判の声が上がっているという。

ただ、外国人加入者にも追納の対象となる期間があり、過去の対象期間に外国人登録をしていた場合、10年未満の範囲であれば制限なく追納を申請できる。最近では特に、韓国系中国人を中心に追納の申請が増加し、老齢年金の受給者も増えているという。

記事では、2人の中国人の例を紹介している。Aさんは訪問就業ビザで韓国に入国し、1カ月だけ国民年金に加入。その後60歳になり、それまで納めた保険料の「返還一時金」を受け取るよりも年金を受給したほうが有利だと知り、119カ月分の追納保険料を一括で納付し、現在は毎月年金を受け取っている。

また、永住資格を持つCさんは、国民年金に9カ月間加入した後、128カ月分の保険料を追納し、繰上げ老齢年金を請求。現在は中国に居住しながら年金を受け取っているという。

このように、制度を利用して年金の受給資格を満たす外国人が増えるなか、過度な給付による年金基金の流出や、受給後の管理に限界があることを懸念する声が高まっている。海外に居住する年金受給者については、死亡したことを速やかに把握できず、老齢年金が不正に支給され続けるなど、制度上の「抜け穴」が生じる可能性があるとも指摘されている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「国民年金なのに、国民じゃない人が受給者になってることがまずおかしい」「国内に住んでなく、10年以上勤務したのでもなく、1カ月働いただけなのに、韓国に住んでなくても死ぬまで年金がもらえるとは」「外国人問題は国民健康保険だけかと思ってたら、年金まで」「腹が立つな」「外国人も年金をもらえるとは知らなかった。この制度はちょっと違うと思う。

国民年金は国民だけがもらえるものであるべきだ」など、外国人の年金受給を疑問視する声が多く寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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