2026年8月31日、中国のポータルサイト・捜狐に、学園・百合アニメが減少しているとした記事が掲載された。

記事は、「近年、日本のアニメが以前とは少し変わってきたと感じているのであれば、それは気のせいではないかもしれない。かつては毎クールのように、学園生活や部活動を描いた作品、(女性同士の恋愛や深い友情を描く)百合作品、あるいは気軽に楽しめる癒やし系の作品が数多く放送されていた。しかし現在、新作アニメのラインナップを眺めると、目につくのは異世界、転生、冒険、バトル、ファンタジーといった作品ばかりである」と述べた。

続けて、「台湾出身のライトノベル作家・三木なずなが、その現実的な理由について語った。現在のアニメ業界は海外市場への依存度がますます高まっており、学園・百合作品は欧米市場では商業的な成績があまり振るわないというのである。もちろん、欧米の視聴者がこうした作品をまったく見ないという意味ではない。しかし、業界全体の収益構造という観点から見ると、異世界やファンタジー、バトル作品と比べると採算面で競争力に欠けるのである」と紹介した。

また、「かつての日本アニメは、主に国内市場によって支えられていた。しかし現在では、アニメは世界市場での展開にますます依存するようになっている。動画配信サービスの普及によって、日本アニメはもはや日本国内だけを相手にするコンテンツではなくなったのだ。新作アニメは放送開始と同時に、北米、ヨーロッパ、東南アジアなど、世界各地の市場へ配信されることも珍しくない」と言及した。

さらに、「あるネットユーザーによると、現在では制作費の60~70%を海外市場で回収する必要があるため、制作会社も海外で売れる作品を優先するようになったという。日本人にとって『これこそ青春』と感じられるものも、多くの海外視聴者にとっては同じような共感を得られるとは限らないのである。百合作品も事情は同じである」とした。

そして、「その結果、製作委員会の判断はより現実的になり、同じ制作費をかけるなら、世界中の視聴者に理解されやすい題材を選んだ方がよいという発想になる。その代表例が日本の学校制度や部活動文化を理解する必要がない異世界作品だ。こうして、同じような作品がさらに増えるという循環が生まれているのである」と説明した。

記事は、「つまり異世界作品が大量に制作されているからといって、日本のクリエイター全員が突然異世界ものを好むようになったわけではない。現在の商業環境においては、このジャンルが世界市場で最も受け入れられやすいからなのだ。日本では高く評価された日常系作品が、第2期を制作されない一方で、日本での売上がそれほど突出していない異世界作品が、何度も続編を制作されている」と指摘した。

その上で、「もはや円盤は、かつてのように作品の生死を決める存在ではなくなった。配信サービスは作品に継続的な収益をもたらし、海外ライセンスも安定した収入源となるため、作品が長期的に利益を生み出せるのであれば、投資を続ける企業は現れる。アニメ制作費が高騰し、海外市場の重要性が増した現在では『日本人に好まれること』だけが、作品の成功を決める唯一の基準ではなくなったのである」と論じた。(翻訳・編集/岩田)

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