2026年8月30日、中国メディア・観察者網は、中国の高速鉄道で乗客の指定席が「席なし」に変更され通路に立たされるトラブルが発生し、鉄道部門が公式に謝罪したと報じた。

記事は、吉林省長春市から遼寧省瀋陽市へ向かうため高速鉄道に乗車した女性客がメディアに告発した内容を紹介。

予約していた28日の2等座席が突然「無座(席なし)」に変更され、発車後にアプリ「12306」から払い戻し通知が届いたほか、車両の連結部や通路に同じ境遇の乗客が多数立たされていたと伝えた。

そして、この事態を受けて中国鉄路ハルビン局集団が30日に状況説明を発表したことを紹介している。

同集団によると、28日にハルビン西発・北京朝陽行きのG116号で使用予定だった車両(復興号)がハルビン西駅で突発的な故障を起こしたため、運行を確保すべく予備の車両(和諧号)を緊急配備したという。

その際、復興号と予備の和諧号で座席配置や定員が異なっていた上、情報伝達が不十分だったため、長春西駅から乗車した一部の乗客に座席を割り当てられなくなったとのことだ。

中国高速鉄道、複数の乗客の「指定席」が突然「席なし」に変更される―中国メディア

同集団は、駅や車内のスタッフが連携して無料の弁当を配布したり、折りたたみ椅子を提供したりして影響の軽減に努めたことを報告するとともに、車両の緊急変更や応急対応の不備について乗客に深く謝罪し、再発防止に努める姿勢を示した。

この事案は中国のSNS・微博(ウェイボー)でも紹介されて注目を集めた。ネットユーザーからは、「突発的な故障による車両変更は理解できるが、指定席券を買っていた乗客に何の説明もなく座席を割り当てず、発車後に払い戻し通知を送る対応は納得できない」「無料の弁当や折りたたみ椅子を配れば済む話ではない」「車両を差し替えた時点で座席が足りなくなることは分かっていたはずで、乗車前に乗客へ状況を知らせて選択肢を与えるべきだった」「緊急時の対応プロセスや情報伝達があまりにお粗末だ」など、鉄道当局の情報伝達の遅れや不手際を批判する声が多く寄せられた。(編集・翻訳/川尻)

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