週明け31日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比34.12ポイント(0.86%)高の3986.30ポイントと反発した。
 投資家心理がやや上向く流れ。
先週までに公表された主要企業の決算が概ね良好だったほか、中国の政策に対する期待感も支えとなっている。中国の政策を巡っては、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議が28日に閉幕し、国内経済の成長が鈍化していることを認めたうえで、2026~30年にかけた内需拡大戦略の実施計画を本格的にスタートさせる方針が確認された。また、格付け大手S&Pは28日、中国は今後1~2年間、4%以上の成長を続ける可能性が高いとして、中国のソブリン信用格付けを「A+(Aプラス)」に据え置いている。経済成長を維持するため、中国政府は大規模な財政支援を行うとの見方も示した。米利上げ観測と中東不安で売り先行したが、指数は後場からプラスに転じ、徐々に上げ幅を広げている。
 一方、寄り付き直後に公表された中国の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8と、市場予想(49.5)と前月実績(49.2)を上回った。ただ、景況判断の節目となる50を2カ月連続で下回っている。非製造業PMIは49.0と、予想(49.4)を下回り、前月実績(49.0)と同水準にとどまった。(亜州リサーチ編集部)
 中国5大銀行株が相場をけん引。中国銀行(601988/SH)が5.2%高、中国工商銀行(601398/SH)と中国建設銀行(601939/SH)がそろって2.7%高、交通銀行(601328/SH)が2.0%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.9%高で引けた。各行が先週までに公表した中間決算は、それぞれ前年同期比3~5%の増益を確保したうえで、配当の増額方針も示している。配当妙味が意識された。

 石炭・石油株もしっかり。中国中煤能源(601898/SH)が5.4%、中国神華能源(601088/SH)が2.4%、陝西煤業(601225/SH)が2.0%、中国石油天然気(601857/SH)が1.7%、中国海洋石油(600938/SH)が1.5%ずつ上昇した。保険・証券株、ハイテク株、軍需産業株、インフラ建設株、自動車株、通信株なども買われている。
 半面、医薬株は安い。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.6%、北京同仁堂(600085/SH)が2.4%、北京昭衍新薬研究中心(603127/SH)が2.3%、上海復星医薬集団(600196/SH)が2.2%、甘李薬業(603087/SH)が2.1%ずつ下落した。不動産株、消費株、素材株、公益株、空運株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.08ポイント(1.40%)高の296.08ポイント、深センB株指数が9.81ポイント(0.85%)安の1144.79ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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