28日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比19.05ポイント(0.07%)高の25584.79ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が0.08ポイント(0.00%)高の8490.39ポイントと小反発した。売買代金は2312億930万香港ドル(約4兆7027億円)と低水準が続いている(27日は2335億1480万香港ドル)。

 中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。政治・経済の動きを決める全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第24回会議は、きょう28日に閉幕する。大規模な経済対策が打ち出される可能性は低いとみられているが、内需不振などを受け、何らかの対策が打ち出されるとの期待が高まる状況だ。会議の決定事項は、過去の例では閉幕後の夕方以降に国営メディアなどが報道する。
 ただ、上値は重い。中国経済動向や米金融政策を見極めたいとして、ハンセン指数なども安く推移する場面があった。中国では週明け31日、8月の製造業PMIと非製造業PMIが公表される。一方、米国では開催中のジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で28日、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演を行う予定だ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、電子機器受託製造サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が6.3%高、中国アルミニウム最大手の中国アルミ(2600/HK)が3.6%高、光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が3.3%高と上げが目立っている。BYDエレクは、きょう28日に中間決算を報告する予定だ。舜宇光学は26日引け後に発表した決算が予想を上回り、好感する買いが続いている。また、中国アルミは前日引け後に決算発表し、68%増益と増配方針を明らかにした。

 セクター別では、非鉄・産金が高い。中国アルミのほか、佳キン国際資源投資(3858/HK)が2.4%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.0%、中国黄金国際資源(2099/HK)が7.7%、招金鉱業(1818/HK)が3.5%、紫金黄金国際(2259/HK)が3.4%ずつ上昇した。
 太陽光発電の関連銘柄も物色される。協キン科技HD(3800/HK)が6.0%高、協キン新能源HD(451/HK)が3.9%高、信義光能HD(968/HK)が2.8%高、福莱特玻璃集団(6865/HK)が2.4%高で引けた。
 半面、半導体セクターは総じて安い。峰チョウ科技深セン(1304/HK)が7.6%、兆易創新科技集団(3986/HK)が5.8%、瀾起科技(6809/HK)が5.4%、合肥晶合集成電路(2249/HK)が5.3%ずつ下落した。
 本土マーケットは4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%安の3952.18ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、金融、公益、自動車なども売られた。半面、不動産は高い。資源・素材、軍需産業、運輸も買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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