中国メディアの観察者網は3日、中国系カナダ人学者、教育者の江学勤(ジアン・シュエチン)氏が「米ロサンゼルスに3日間滞在して、中国の人々に謝らなければならないと思った」と発言した。

江氏は1976年、広東省台山市生まれのカナダ籍の華人教育者で、6歳でカナダに移住した。

イェール大学英国文学専攻を卒業し、現在は北京市の「探月学校」で教師を務めている。中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)の紹介によると、2024年にトランプ氏の大統領選勝利や米国とイランの戦争を正確に予測したとして注目を集め、「中国のノストラダムス」とも呼ばれているという。

江氏は英国の著名司会者ピアーズ・モーガンが8月18日に配信したネット番組に出演し、米国の報道記者アニー・ジェイコブセン氏、英国セント・アンドルーズ大学教授フィリップス・オブライエン氏と共に、核戦争、生物兵器、人工知能(AI)など、世界規模の災害につながる可能性のあるリスクをテーマに議論した。

記事によると、江氏は以前から中国の教育制度や一部の社会問題について厳しい批判を行ってきたが、同番組内で生物兵器による戦争のリスクに議論が及んだ際、「私が今、本当にとても心配しているのは『ゾンビ・アポカリプス』だ。過去20年間、私は中国を批判し続けてきた。しかし、ロサンゼルスに3日間滞在している今、帰国したら中国の人々に謝らなければならないと思っている」と述べた。

江氏は、ロサンゼルスについて「本当にハリウッドのスリラー映画の中に入り込んだようだった。まるでSFディストピア映画のようだった」と評し、超有名人が山の上の2000万ドル(約31億円)の豪邸に住んでいる一方、スキッド・ロウではホームレスや薬物使用者があふれていると説明。「私からするとこれはあまりにも異常な光景だ。人類史上最も豊かな国に、これほど絶望的な貧困が存在しているのだから」と指摘した。

そして、「米国人は国内の腐敗や格差に目を向けることなく、海外に出て愚かで意味のない戦争をすることを選んでいる。だから私は、核戦争や生物兵器による戦争よりも、国内からの衰退をより心配している」とし、「私は今、サンタモニカのホテルに泊まっている。

高級ホテルだ。ところが夜になると、ホテルの外にはホームレスが大勢いる。一晩中そこで大声で叫んでいて、ホテルが耳栓を用意してくれていた。これが私たちの生きている世界だ。私たちはこの問題に正面から向き合うのではなく、耳栓をして、自分たちの要塞の中で暮らし続けている。これこそが今日、人類を本当に脅かしているものなのだ」と主張した。

司会者から「ここで目にした状況は、現在の中国と比べてどのような違いがあるか」と問われると、江氏は「中国では家族を大切にし、コミュニティーも大切にしている。だから実際のところ、これほど深刻なホームレス問題はない。私たちはもし自分の兄弟が困難な状況に陥ったら、家に迎え入れて一緒に暮らし、面倒を見て、立ち直るまで支える。しかし米国では、基本的に誰もが自分の力だけで生きていかなければならない。一度でもつまずけば――例えば、それまで問題なく暮らしていたのに突然病気になり、医療費の請求に押しつぶされ、破産してしまえば、その先には路上生活が待っている」と説明した。

そして、「考えてみてほしい。

世界で最も豊かな(米国)社会で、何百万人もの人々がこのように取り残されている。到底受け入れられることではない。この国では250ドル(約4万円)の急な出費さえ負担できない人が半数もいる」と述べた。(翻訳・編集/北田)

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