4日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比437.56ポイント(1.74%)高の25650.87ポイントと5日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)は169.79ポイント(2.02%)高の8555.03ポイントと5日ぶりに反発した。売買代金は2768億5690万香港ドル(約5兆5205億円)に拡大。
前日は1993億8240万香港ドルと約4カ月ぶりの薄商いだった。
 米利上げ観測の後退が好感される流れ。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は3日の講演で、「インフレ鎮静化の兆候がみられる」と述べ、今後公表される経済データでインフレ圧力の鈍化が確認できれば、9月(15~16日)の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを指示する考えを示した。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利の上昇圧力も緩和すると期待されている。昨夜の米株が大幅続伸し、中国株マーケットにも買いが波及した。また、中国の経済対策も改めて意識されている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が8.4%高、パソコン世界大手の聯想集団(レノボ:992/HK)が6.1%高、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が5.3%高と上げが目立った。
 セクター別では、本土・香港の不動産が高い。龍湖集団のほか、融創中国HD(1918/HK)が14.3%、碧桂園HD(2007/HK)が6.4%、万科企業(2202/HK)が6.2%、新鴻基地産発展(16/HK)が3.6%、新世界発展(17/HK)と九龍倉置業地産投資(1997/HK)がそろって2.7%ずつ上昇した。中国本土では当局が不動産支援策を強めている。また、中国の一部地域で不動産販売に改善の兆しがみられると伝わったこともプラス材料だ。
 人工知能(AI)技術やクラウド関連の銘柄も急伸。
北京第四範式智能技術(6682/HK)が14.7%高、雲知声智能科技(9678/HK)が9.9%高、北京深演智能科技(2723/HK)が9.0%高、金蝶国際軟件集団(268/HK)が7.7%高、金山雲HD(3896/HK)が6.3%高で引けた。
 自動運転やライダー(LiDAR)などスマートドライブ関連の銘柄も物色される。小馬智行(ポニーAI:2026/HK)が4.1%高、深セン佑駕創新科技(2431/HK)が4.0%高、禾賽科技(2525/HK)が6.3%高、速騰聚創科技(2498/HK)が3.9%高で取引を終えた。
 半面、半導体セクターの一角は安い。華虹宏力半導体(1347/HK)が8.4%、上海天数智芯半導体(9903/HK)が4.6%、合肥晶合集成電路(2249/HK)が3.5%、ASMPT(522/HK)が2.1%ずつ下落した。
 本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.30%安の3930.12ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。非鉄・産金、医薬、エネルギー、海運、自動車、インフラ建設、公益なども売られた。半面、不動産は高い。消費、銀行・証券、空運、軍需産業も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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