4日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比11.97ポイント(0.30%)安の3930.12ポイントと反落した。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
中情情勢の不透明感が重しだ。米イランの攻撃応酬が止まらず、ホルムズ海峡の正常化に時間がかかると危惧されている。3日のNY取引所でWTI原油先物は前日比0.3%高の91.30米ドル/バレルと4日続伸し、一時93.14米ドルと7月下旬以来の高値を付けた。そのほか、米国の対中圧力も警戒。9月下旬の米中首脳会談を前に、米国では中国をけん制する動きが強まっている。
 もっとも、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強く、指数はプラス圏で推移する場面もあった。足もとでは、当局が不動産支援策を強めているほか、消費財消費の拡大・高度化に向けた新たな政策を打ち出している。また、景気の下支えに向け、投資プロジェクトなどへの資金供給を加速している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が5.5%安、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)が5.4%安、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が4.8%安、光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)と携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)がそろって4.7%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH)が8.9%安。
主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.1%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
 非鉄・産金株も安い。廈門タングステン業(600549/SH)が3.6%、江西銅業(600362/SH)が2.2%、中国アルミ(601600/SH)が1.4%、赤峰黄金(600988/SH)が2.0%、西部黄金(601069/SH)が1.5%ずつ下落した。
 医薬株もさえない。北京昭衍新薬研究中心(603127/SH)が3.7%安、甘李薬業(603087/SH)が1.9%安、津薬薬業(600488/SH)と薬明康徳(603259/SH)がそろって1.5%安と値を下げている。エネルギー株、海運株、自動車株、インフラ建設株、公益株なども売られた。
 半面、不動産株は物色される。信達地産(600657/SH)が4.2%高、金地集団(600383/SH)が3.5%高、保利発展控股集団(600048/SH)が3.1%高、京能置業(600791/SH)が2.5%高、緑地HD(600606/SH)が2.3%高で取引を終えた。
 消費株も高い。酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が4.8%、家具生産の顧家家居(603816/SH)とチーズ生産などの上海妙可藍多食品科技(600882/SH)がそろって4.1%、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が3.6%、乳製品の光明乳業 (600597/SH)が2.6%、自然派調味料の千禾味業食品(603027/SH)が2.0%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.6%ずつ上昇した。銀行・証券株、空運株、軍需産業株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.59ポイント(0.88%)高の296.60ポイント、深センB株指数が6.40ポイント(0.55%)高の1167.32ポイントで終了した。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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