中国は国内総生産(GDP)で日本を追い越して久しく、今でも成長を続けている。一方、日本のGDPは長らく「横ばい」を続けているが、中国人からすると日本が今でも各産業で力を持つ先進国なのが不思議でならないようだ。
記事は日本を「不思議な国」と呼び、2つの不思議な点があると紹介した。1つ目は、経済成長が「約25年、同じ位置にとどまっている」ことで、2つ目は「この状況下でも非常に発展していること」だと伝えている。中国に追い抜かされたとはいえ、GDPは世界第3位の実力を維持していて、各産業で日本は世界をリードする存在となっている。
なかでも際立っているのは科学技術力で、教育やカルチャー面でも世界に大きな影響を与えている。経済成長率は低いのに、製造業の強さに支えられて経済は発展していて、世界的に活躍する大企業も多く、「日本は名実ともに先進国だ」と認めている。
そして、中国には日本に頼らなければならない産業も多々あると指摘し、その1つが半導体産業であり、日本にしかない設備と技術があるため、「半導体を作ろうと思えば、日本から離れられないのが現実だ」と、日本の唯一無二の強さを伝えている。
数字だけを見れば、日本経済は長期にわたって停滞を続けているが、これだけ長く停滞しながら強さを保つ日本は、確かに「不思議な国」なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)