16日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比327.50ポイント(1.33%)高の25008.60ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が133.76ポイント(1.63%)高の8318.14ポイントと5日続伸した。ハンセン指数は6月4日以来、1カ月超ぶりの高値水準を回復。
ただ、昨年末比では依然として騰落率はマイナスだ。売買代金は3228億9240万香港ドル(約6兆6741億円)に拡大している(15日は3042億9720万香港ドル)。
 投資家のリスク選好が強まる流れ。米利上げ観測が後退したことや、中国の政策に対する期待感が引き続き支えとなった。米インフレ懸念が後退する中、早期の米利上げに対する警戒感も和らいでいる。米国では消費者物価指数(CPI)に続き、15日に公表された6月の卸売物価指数も予想を大幅に下回った。NY連銀のウイリアムズ総裁は15日、米インフレはピークを過ぎた可能性があるとの見解を示している。一方、中国では4~6月GDP成長率が政府目標を下回るなど、景気懸念が強まったことで、当局が追加の経済対策を打ち出すとの期待も広がる状況だ。政府は足もとで、消費拡大を促す政策を打ち出している。また、「香港マーケットは他市場の上昇に比べて出遅れている」との見方も引き続き買い意欲につながった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が6.9%高、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が6.3%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.4%高と上げが目立った。
 セクター別では、消費関連が高い。
ポップマートのほか、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が7.0%、ハイパーマーケットの高キン零售(6808/HK)が6.3%、食肉の中糧家佳康食品(1610/HK)が4.5%、火鍋の海底撈国際HD(6862/HK)が4.4%、養豚事業の牧原食品(2714/HK)が3.5%、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が3.4%ずつ上昇した。
 人工知能(AI)技術やクラウドの銘柄群も物色される。滴普科技(1384/HK)が9.3%高、微盟集団(2013/HK)が4.2%高、北京第四範式智能技術(6682/HK)が3.2%高、金山雲HD(3896/HK)が5.8%高、金蝶国際軟件集団(268/HK)が5.6%高、万国数拠HD(9698/HK)が4.1%高と値を上げた。
 半面、医薬セクターの一角は安い。勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が7.9%、南京英派薬業(7630/HK)が6.0%、長風薬業(2652/HK)が3.8%、信達生物製薬(1801/HK)が2.9%ずつ下落した。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.85%安の3882.41ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。資源・素材、公益、インフラ関連、運輸、金融なども売られた。半面、自動車は高い。消費、不動産、医薬の一角も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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