同紙によると、少女はしばらく前に安徽省から上海市へ出稼ぎにやってきた。その後あるボーイフレンドと同居するようになり妊娠した。そして4月下旬に陣痛を訴えて同市奉賢区の病院を訪れた。少女は診察の順番を待っている際に痛みが増してトイレへ駆け込んだ。その際に女児を出産。だが少女は「赤ちゃんがほしくなかった」としてビニール袋にくるんでボンベ内へ捨てた。
それから少女はトイレから出たが倒れてしまった。少女が血だらけだったため医師が診察。しかし少女は腹部を見せることを拒んだ。ちょうどそのころに清掃員がトイレに立ち入るとあちこちに血痕があるのを発見。さらにボンベの中から赤ちゃんを見つけた。しかし赤ちゃんはすでに亡くなっていた。
上海市閔行区の人民法院はこのほど、少女が未成年であることに加えて自ら進んで犯行を自供したのは情状酌量に値するとして懲役3年、執行猶予3年の判決を言い渡した。さらに同法院は「未成年の女子はボーイフレンドとの交際を慎重に行う必要がある。もしボーイフレンドの過失で妊娠してしまった場合には速やかに両親に告げて助けを求めるべき」と付言した。(編集担当:麻田雄二)
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