日本語を勉強中の台湾人男性・阿哲が、ブログを開設し日本語学習のポイントを掲載。日本語を学ぶ人々が多い台湾で、人気ブログとして注目を集めている。


 「日本人は会話の語尾に、“ね”か“よ”をよくつけると思った」という阿哲は、「中国語には似た表現の“ウォ/口へんに屋”と“ナ/口へんに尼”があるけれど、意味合いはかなり違う」と説明。「“ね”は肯定に加えて相手にも同意を求める感覚を持ち、“よ”は主張を主観的に伝え相手の気持ちは考えない」と述べた。

 「例えば“今日は暑いですね”というのは、“今日は暑い!あなたもそう思いますか?”という意味で、“今日は暑いですよ”は、“相手がどう思うかは関係なく、一方的に暑い”と伝える場合に使う。日本人は個人主義を通さず、集団意識を尊重する国民性なので、自分の主張を強く通すことは控え、相手との関係を悪くすることは好まない。意見を言う時は“ね”という言葉で相手の様子を伺いながら、相手に認めてもらった上で意見を言う習慣がついているようだ」と阿哲は述べる。

 そして「“よ”を使ってしまうと、相手への配慮が足りない場合もあるので使い方に気を付けよう!」と忠告。相手が不安になっている時は“そんなことありませんよ”と励まし、謙遜(けんそん)したい時も“そんなに上手じゃありませんよ”と言ったりする。台湾人に“ね”と“よ”の使い分けは難しいが、むやみに“よ”は使わないように。主張が強いと思われて、日本人に嫌われてしまうかもしれない!」と心配している阿哲。日本語が持つ繊細な意味合いを理解した上で学習ポイントを解説しており、日本人にも参考になるような内容がつづられている。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)

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