1982年より読売新聞朝刊で連載している4コマ漫画『コボちゃん』の母親、田畑早苗が妊娠している事が14日付朝刊掲載分で本人より発表され、ネット上で注目が集まっている。Google「急上昇ワードランキング」に「コボちゃん」が登場した。


 『コボちゃん』は植田まさしのマンガで82年より同新聞上で連載を開始、現在まで27年間、9700回を超える長期連載を続けている人気4コママンガである。これまでに70本を超える単行本が出版され、90年代にはアニメ化もされた。主な登場人物は5歳の田畑小穂(コボちゃん)、母・早苗(母)、父・耕二(父)、祖父母の3世代家族と、かつて居候していた早苗のいとこ竹男、犬のポチ、猫のミーで、ほぼ20年間固定されていた。しかし、2005年に竹男が長年恋心を抱いていた同僚の咲子とついに結婚し、背景に変化が生まれていた。

 今回の妊娠宣言は、竹男の結婚時をはるかに超えるインパクトとなった。実に連載28年目、9764回目にして第2子が誕生することを知って朝から思わずブログを更新してしまったユーザーも多かったようだ。「どんな記事よりも一番の衝撃」「タケオ結婚以来の大事件」「衝撃を受けすぎて何も言えない」「なんで今更」「作者に心境の変化があったのか?」「少子化抑制ねらい?」「10000回目で生まれるのだろうか」「今後の展開が楽しみ」などなど、さまざまな感想が残されている。

 作者の植田氏には2004年ごろの段階で家族計画があったようだ。10000回まで残り236回、8カ月弱。リアルタイムでおなかを大きくして出産するという5年前の計画通りの妊娠発表のようである。(編集担当:柳川俊之)

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