韓国・聯合ニュースは18日、韓国の旅客船セウォル号の沈没事故で救助されたのち自殺したとみられる高校教師の遺書が見つかり、「あの世で子どもたちの教師を続けたい」と書かれていたことが明らかになったと報じた。中国メディア・中国国際放送局が同日伝えた。


 自殺したのは、修学旅行でセウォル号に乗船していた檀園高校の生徒を引率していた52歳の教師。旅行の責任者を務めていた。警察によると、この教師は救助された16日午後に警察からの調査を受けたのち、17日午後10時前に行方不明にとなった。そして、18日に首を吊って死んでいるのが発見された。

 警察は教師の財布から遺書が発見されたことを明らかにした。遺書には「200人以上が生死不明になるなか、1人生きていく自身がない。
すべての責任は旅行を計画した私にある。灰は事故のあった海に撒いて欲しい。あの世で、子どもたちの教師を続けたい」と記されていた。

 セウォル号には同高校の学生325人と教師14人が乗船していたが、その多くの安否はまだ分かっていない。(編集担当:今関忠馬)


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