記事は、宮崎氏が先日中国の卓球雑誌のインタビューを受けた際に、日本における卓球の人材育成戦略について語ったとし、「意外なことに、宮崎氏が強調したのは選手たちの総合的な素養を育てることであり、試合の成績よりもこの点を重んじているというのだ」と伝えた。
そして、人材育成の例として「ある大会で、張本が宿舎の部屋の片づけができていないと聞いた日本代表のコーチが、試合後に張本に部屋の清掃を命じた」というエピソードを宮崎氏が語ったと紹介。「国のために戦う主力選手に部屋の片づけを命じるというのは、中国人にとっては非常に不可思議だ。なんといっても中国の体制では選手は何よりも試合の成績が大切だからである。中国では選手どころか、多くのコーチの部屋も非常に乱雑だ。しかし、日本の卓球協会は部屋の使い方を選手の品性を育む一環として捉えており、こういう部分がしっかりできてこそ、試合でより良い成績が得られると考えているのである」と解説した。
また、日本では低年齢の選手に未来の一流選手としての期待をかけつつも、勉学にしっかりと励むことが現時点ではさらに重要だとの認識を持っていると指摘。「日本代表に選ばれたジュニア選手たちは、試合がないときは学校に通い、午後の放課後や夜にトレーニングを行うのだ。そうすることで、選手たちの総合的な素養を身に着けることができるのだが、これは中国のスポーツ界では非常にまれだ」とし、今後中国においても選手個人の品性や素養をもっと重視し、その育成にも力を入れることに期待を寄せた。そして、この点では本当に日本に学ぶ必要があると結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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