調査が行われたのは今年1月から3月にかけて。そもそも台湾の政府も業界に対して糖分とカロリーの表示を明確にするように指導してきたが、糖分やカロリー等が表示されていても、一緒に入れるあずきやフルーツシロップなどは含まれていないなど、表示と実際の糖分とカロリーの間はかなり隔たりがあるそうだ。そこで、実際に販売されている商品を調べた。
一杯(500ml)当たりの糖分が一番多かったのは、タピオカミルクティーかと思いきや、アロエ入りはちみつレモンで、86グラム含まれていた。黒糖梅レモンとハイビスカスアイスティーが63.7グラムで続く。成人の一日当たりの糖分摂取量の上限がおよそ50グラムであることを考えると、一杯飲むだけで上限を軽く超えてしまう。全体として酸っぱいものが入っているドリンクには砂糖がたくさん入っている印象だ。
そして、カロリーについては、あずき入りタピオカミルクティーが最も高く500mlで504.6キロカロリー。成人男性の一日の総消費カロリーの25%に達するそうだ。
ここ数年でますます人気の広がりを見せているドリンクスタンド。タピオカミルクティー発祥の店として知られる「春水堂(チュンスイタン)」をはじめ、台湾の人気店が続々と日本にも進出し、チェーン店を増やしている。確かにおいしくてやめられないとしても、少なくとも中に含まれている糖分とカロリーを知っておくとよさそうだ。たいていのお店は、氷の量とともに、トッピングと糖分の量が自分でカスタマイズできるので、無糖や甘さ控え目など、今度は少し健康に気を使ったチョイスをしてみるといいかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)
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