中国メディア・網易体育は6日、卓球カタールオープンに出場した日本の水谷隼選手が、現地で新型コロナウイルスに関連した差別的な扱いを受けたと吐露したことを報じた。

 記事は、同大会について「新型ウイルスの影響により、韓国選手が全員欠場するなど、多くの選手が出場を見合わせた。
また、出場する選手も影響を受けている」とし、今大会では試合における選手どうしの握手が禁止され、代わりに頭を軽く下げるのみと規定されたことを紹介した。

 そのうえで「試合の運営に関してはウイルス対策が周到に取られたが、新型ウイルスの影響によって今大会で日本勢をはじめとする東アジアの選手が明かな差別や冷遇を受けており、不快な思いをしていると日本の水谷がSNSで打ち明けた」と伝えている。

 そして、水谷選手が「われわれはメインのレストランに行くことができず、別の場所に行って簡単な食事を取らざるを得ない」、「ホテルやレストランで、日本代表のユニフォームを着ていると、その国旗を見た相手の視線が冷たくない、非常に辛い」と明かしたことを紹介した。

 記事は、水谷選手の告白に対して日本のネットユーザーから「本当に怖いのはウイルスではなく、差別なのかもしれない」、「日本の卓球が強くなったことを見せつけるいいチャンス。選手たちがめげることなく、いい結果を出してくれることを期待しようじゃないか」といったコメントが寄せられたとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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