近年、先端技術で頭角を現してきた中国。新型コロナウイルスの感染防止対策にも得意の顔認証システムなどを駆使しているが、中国メディアの快資訊は20日、「中国人の誰もが使っているもののなかには、日本人による発明のものが少なくない」と題する記事を掲載した。
今や中国人の日常生活に欠かせない「日本人による発明品」を紹介している。

 記事が挙げた1つ目は、「カーナビ」だ。中国は世界最大の自動車市場であり、多くの人が自家用車を所有するようになったが、自動車に必要不可欠な装備となったカーナビはホンダが世界で初めて商品化したものだと紹介した。

 2つ目は、投資において必要不可欠な存在である「ローソク足チャート」だ。18世紀に日本の金融商品の米穀商であった本間宗久によって開発されたと言われている。中国には非常に多くの個人投資家がいるが、彼らが毎日のように目にしているローソク足は日本人によって発明されたものなのだ。

 さらに、地下鉄や高速鉄道などの駅には必ず存在する自動改札システムについても、定期乗車券と普通乗車券の双方を無人駅システムは、立石電機(オムロンの前身)が開発したものであることを紹介した。そして、4つ目は「電気炊飯器」で、初期の電気炊飯器はシンプルな設計だったが、調理時間が大幅に短縮されたと紹介。そして、5つ目は「ノートパソコン(ラップトップパソコン)」を挙げたが、電気炊飯器もノートパソコンも世界で初めて商品化したのは東芝だ。

 そして、6つ目には「QRコード」を紹介した。モバイル決済が普及した中国ではQRコードを使わずに日常生活を送ることはほぼ不可能だろう。記事は、「こうした発明を見ると、日本人は恐ろしいと言わざるを得ない」と感嘆。
日本は特許数もノーベル賞受賞者も多く、「科学技術で世界をリードする存在であることがわかる」と称賛している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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