好調維持には、昨年11月に放映開始した芳根京⼦さんを起用したTVCMなどが奏功したとみている。
3月13日、取材に応じた槇大介社長COOは「TVCM効果が如実に現れた。芳根さんのイメージが非常によく、既存ユーザーに加えて、これまで当社商品との接点がなかった比較的若い層のトライアルにつながった。TVCMの放映を開始した11月から12月までの2か月間では、売上が過去最高を記録した」と胸を張る。
第3四半期(4-12月)累計でみると、「味しらべ」は前期、4期連続で拡大した。
槇大介社長COO 「味しらべ」では生産効率化や他部署との連携にも成功。「開発・製造・販売・広告宣伝・棚割提案のすべてがうまく連携したことを象徴する好事例が生まれた」という。
前期、工場の省人化を図るため、「味しらべ」の外袋に入っているトレーを廃止するパッケージリニューアルに踏み切った。約10億円を投じて新包装設備を導入し、9月から稼働を開始している。
「『味しらべ』のリニューアルや設備投資のタイミングに、もち米の供給不安が重なり、うるち米商品に集中せざるを得ない状況の中で、うるち米の『味しらべ』を全社一丸でもう一度しっかり売っていこうという方針を掲げた」と振り返る。
拡売にあたっては、販売促進費の拡充ではなく、消費者の認知獲得を重視し、芳根京⼦さんを起用したTVCMの投入を決断した。その結果、「非常にうまく機能し、売上拡大を牽引するドライバーになっている」と語る。
製造面では、新包装設備の導入により省人化が一段と進み、製造原価の大幅な削減につながった。
また、営業と製造の連携強化も成果を上げた。
「流通向けの提案から売場に並ぶまでに数か月のリードタイムを要するため、実行に移すには大きな労力を伴うが、各セクションが自分ごととして主体的に取り組んだことで、やり切ることができた」との手応えを得る。
なお、「味しらべ」は1978年に誕生。「味しらべ」の登場により約40億円だった全社の売上規模は約80億円へと倍増したという。
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