◆体操 全日本個人総合選手権 第3日(18日、高崎アリーナ)

 体操の世界選手権(10月17日開幕、オランダ)代表2次選考、愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)代表2次選考を兼ねた大会で、女子決勝が行われ、昨年の世界選手権種目別の床運動で金メダルを獲得した杉原愛子(TRyAS)が、合計106・965点で5位にとどまり、初優勝には届かなかった。

 予選を3位で迎えた決勝は、ゴールドの「アイタード」で華やかに登場。

最初の種目だった跳馬13・933点だったが、段違い平行棒でまさかの落下。着地も決まらず10・833点とこの時点で優勝争いから脱落した。「段違い平行棒のミスがすごく悔しい。でもそこから切り替えて、しっかり自分のリムズを取り戻して、最後のゆかは世界チャンピオンの意地というか絶対にきめるぞと強い気持ちで。全日本の最後の演技なので楽しんでやろうと思って…良かったです」。試合後は涙を逃して悔しがった。

 今年は2月のW杯コトブス大会(ドイツ)の平均台で1位、ゆかで2位に入るなど上々の滑り出しだったが、3月末に腰痛を発症し、「7割」の状態で大会に臨んだ。それでも、「腰は今回きてよくなっていて今日は一番コンディションが良かったので、腰は関係なく、気持ちの問題かな」と言い訳にはしなかった。

 世界選手権、アジア大会の代表選考がかかる5月のNHK杯ですべてをぶつける。「今大会の点数の半分とNHK杯の2日間の合計になるので、上位とはまだ2点だったのが1点になったりするので、何があるか分からないのが体操の楽しさ。しっかり立て直していきたい」と気を引き締めた。

 ◆世界選手権代表 男女ともに代表は5枠。

男子は今大会の得点を持ち越して行われる5月のNHK杯での上位3人が選出される。得点の半分を持ち越す女子は上位4人が代表入りする。男子の2位まで、女子の3位までの選手は9月の愛知・名古屋アジア大会の代表も兼ねる。残りの枠は、団体総合で貢献できる選手が選出されることになっている。

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