東海漬物(株)漬物機能研究所は、日本農芸化学会2026年度大会において、漬物由来乳酸菌「Q-1乳酸菌」の免疫機能に関する研究成果および「漬物ファースト」の有用性に関する研究成果を発表した。

 免疫機能に関する研究では、同社は自社製品から分離したQ-1乳酸菌「Lactiplantibacillus plantarum TK61406」の加熱殺菌体を用い、その影響を検証した。


 同菌は腸内環境改善作用に加え、免疫賦活機能を有することが特徴。マウス試験では、Q-1乳酸菌を添加した群で、がん細胞やウイルス感染細胞を攻撃するNK細胞の活性が有意に増加した。さらに、免疫応答に関与するIFN-γの産生量増加や、免疫機能を担うT細胞(CD4陽性・CD8陽性細胞)の割合増加も確認された。これらの結果から、同乳酸菌が免疫機能の調整に寄与する可能性を示唆。加熱殺菌体でも効果が確認された点について、同社では食品への応用面での意義が大きいとしている。

 「漬物ファースト」の有用性については、食事の最初に漬物を摂取することで、食後血糖値の上昇を抑える可能性を検証。

 研究では、細胞試験および動物試験の両面から、漬物の機能性を評価。その結果、漬物は生野菜と同等の血糖値上昇抑制作用を示した。特に、おくらの浅漬については、大根の浅漬と比較してグルコース吸収を遅らせる効果が高いことが確認された。

 これらの結果から、食事の最初に漬物を食べる摂取習慣が、食後の血糖コントロールに寄与する可能性が示唆された。

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