2023-24シーズン限りで約22年に及ぶ現役生活に幕を下ろしたフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が24日、日本での引退会見を行った。

 これまでのキャリアの振り返りや、家族やクラブへの感謝、今後のキャリアなどを語った長谷部は、同じ静岡県出身で現在も親交がある“キング・カズ”こと三浦知良についても言及。
ドイツの第一線で40歳まで活躍し、“カイザー”とも称される長谷部であっても、57歳となった現在も現役を続けているカズへの報告は「一番言いづらかった」とのこと。

 そのやり取りを振り返った長谷部は、「(引退は)認めないと言われるかと思ったけど、そんなことを言えるわけがないと言われました(笑)」ともコメント。そして最後に、指導者として新たな道を歩み始めるカイザーが「いつか僕が監督で、カズさんが選手で、一緒にやれることを楽しみにしています」とラブコールを送り、まだ見ぬ夢の邂逅に思いを馳せた。

 長谷部は今後、数カ月の休暇をとったのち、フランクフルトのU21(セカンド)チームを中心に様々なカテゴリーの選手たちを指導していく予定だ。