AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズの準決勝が現地時間21日に行われ、FC町田ゼルビア(日本)はアル・アハリ・ドバイ(アラブ首長国連邦)と対戦した。

 町田は準々決勝でアル・イテハド(サウジアラビア)をテテ・イェンギのゴールによって1-0で勝利ベスト4進出を決めた。
日本勢最後の砦としてファイナル進出を目指した一戦ではアル・イテハド戦から先発1人を変更。ベンチ外だった相馬勇紀をナ・サンホに代えて起用した。

 対するアル・アハリ・ドバイは準々決勝でブリーラム・ユナイテッド(タイ)との延長戦までもつれ込んだ死闘を3-2で制して4強入りを決めた。

 前大会王者アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)が待つファイナル進出を懸けた一戦。

 試合は立ち上がりから拮抗した展開で進んだが、復帰のエースが決定的な仕事を果たす。12分、相手のビルドアップの場面でハイプレスを仕掛けた相馬はDFボグダン・プラニッチのボールタッチの乱れを誘発。そのままボックス内で奪い切ってGKに寄せられる寸前でシュートを流し込んだ。

 相手のミスを突いた相馬の先制ゴールでリードを手にしたものの、アジア最高のコンペティションはそう甘くない。前半半ばを過ぎた辺りから相手にペースを握られ始めると、35分にはカウアン・サントスに強烈なミドルシュートを打たれるが、これは枠を叩いた。

 このピンチを凌いだ町田は40分、ボックス左のライン際で仕掛けた相馬が相手との接触で倒れ込むと、PKを獲得。だが、オンフィールド・レビュー(OFR)の結果、ノーファウルと判定が変わってPK取り消しとなった。

 1点リードで折り返した後半は立ち上がりから相手の攻撃を受ける展開に。
それでも、GK谷晃生やディフェンスリーダーの昌子源らの冷静なプレーでなんとかリードを維持する。

 連戦による消耗と劣勢の展開を受け、町田ベンチは59分にエリキを下げてナ・サンホを、68分には相馬、ネタ・ラヴィ、イェンギを下げて仙頭啓矢、下田北斗、藤尾翔太を同時投入する3枚替えも敢行。これで押し返したいところだったが、以降も耐える展開が続いた。

 それでも、最少得点差のまま後半最終盤を迎えると、この土壇場で勝負の行方を大きく左右する事案が発生。後半アディショナルタイム1分、中村帆高に代えて望月ヘンリー海輝を最後の交代カードとして投入しようとした流れでアル・アハリ・ドバイがスローインからギリェルミ・バラが強烈なミドルシュートを突き刺し、アル・アハリ・ドバイが同点ゴールを奪う。

 だが、土壇場被弾かに思われたこの場面では望月がピッチに入る前にプレーが再開されており、町田陣営は不適切な形での再開だったと猛抗議。これを受けてOFRが行われると、主審はアル・アハリ・ドバイのリスタートが不適切だったと判断し、ゴールを取り消しとした。

 この重要な判定に救われた町田は残り時間で冷静に相手の攻撃を撥ね返し続けて1-0で勝利。この結果、初出場での決勝進出を達成したチームは25日に連覇を狙う前大会王者と対戦する。

【スコア】
FC町田ゼルビア 1-0 アル・アハリ・ドバイ

【得点者】
1-0 12分 相馬勇紀(FC町田ゼルビア)


【動画】町田が決勝へ! 町田vsアル・アハリ・ドバイ










編集部おすすめ