シメオネ政権15年目のアトレティコ・マドリードは、2年連続となった夏の積極補強での期待を裏切るかのように、開幕3試合未勝利スタートと序盤戦こそ不振に喘いだものの、マルク・プビルやパブロ・バリオス、ジュリアーノ・シメオネといった若い力に、冬加入のアデモラ・ルックマンの活躍。そして、「グリーズマンのために」を合言葉に一致団結したことで、コパ・デル・レイ(国王杯)ではファイナリストとなり、チャンピオンズリーグ(CL)では9年ぶりに準決勝に駒を進めるなど、一定の結果は残している。
しかしながら、早々に優勝戦線から脱落したラ・リーガの成績は見るに堪えないものとなっており、22日の第33節エルチェ戦に2-3で敗れ、これでリーグ戦4連敗。国王杯ならびにCLに注力するべく大幅なターンオーバーを繰り返した結果、同日時点で今節未消化の3位ビジャレアルとの勝ち点差は『4』で、トップ3フィニッシュすらも危うくなり始めている(ちなみに、首位バルセロナとの勝ち点差は『25』)。
そんなロヒブランコスは、シメオネ体制下における2つのワースト記録を樹立してしまったとのことだ。スペイン紙『アス』によると、先のエルチェ戦が公式戦16敗目で、これは“チョロ”が就任する前の2010-11シーズン以来となる数字という。そして、公式戦での失点数は『70』にまで嵩んでおり、こちらも最多失点数だった2023-24シーズン(68失点)をついに上回った。リヴァプール(2-3/CL)、アーセナル(0-4/CL)、バルセロナ(1-3)、ラージョ・バジェカーノ(0-3)、クラブ・ブルッヘ(3-3/CL)、バルセロナ(0-3/国王杯)、トッテナム(2-3/CL)、レアル・マドリード(2-3)、エルチェ(2-3)と計9試合で3失点以上を許している現状に、「ゴール前での安定感には明らかな欠如が見られる」と守備面の脆さが課題と記した。
また、直近の公式戦8試合においては1勝1分6敗(PK戦の末に敗れた国王杯決勝は、記録上引き分け扱いとなる)と悲惨なものに。同紙は『敗北がもはやニュースではなくなったとき』と銘打ち、「カンプ・ノウでの勝利(2-0)は、チャンピオンズリーグの準決勝進出を意味する貴重な1勝だ。勝利がさらなる勝利を生むとして、アトレティコはアーセナル戦に最高のコンディションで臨むことに集中している。その代償として、トップレベルとは程遠い成績を招こうとも…」と指摘。
アトレティコ・マドリードの次戦は、25日の第34節アスレティック・ビルバオ戦で、CLノックアウトフェーズ・準決勝1stレグのアーセナル戦前最後の試合となるが、しっかりと“勝利”を飾って大一番に臨みたいところだ。
【ハイライト】今季16敗目を喫したアトレティコ・マドリード

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