◆米大リーグ ダイヤモンドバックス11―7ホワイトソックス(22日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 Wソックス・村上宗隆内野手(26)が22日(日本時間23日)、敵地・Dバックス戦に「3番・一塁」でフル出場。7回に10号2ランを放ち、日本勢歴代最速の24試合目でシーズン10号に到達した。

5試合連続のアーチで、大谷翔平ドジャース)が昨年樹立した連続試合本塁打の日本勢最長記録にも並んだ。リーグ本塁打ランクでもジャッジ(ヤンキース)を上回って単独2位に浮上。日本の誇るスラッガーが米国でも、自慢のパワーを見せつけている。

 止まらない。村上の勢いは止まりそうにない。5点を追う7回無死一塁。力いっぱいにバットを振り抜くと、打球速度110・2マイル(約177・3キロ)の打球が中堅右へグングン伸びた。渡米後最長の飛距離451フィート(約137メートル)。5戦連発10号にも、表情を変えることなくダイヤモンドを一周した。記録ずくめの一発に「サイドスローという情報はあったので、ある程度頭の中で軌道をイメージしながら入っていった」と淡々と振り返った。

 5戦連発は新人&日本人&球団の最長タイ記録。日本人では昨年7月に大谷がマークして以来2人目だ。

開幕から24試合目での10発は、日本人では大谷(当時エンゼルス)が21年に記録した28試合目(投手のみでの出場を除く)を上回り日本人最速。球団記録(1934年ジーク・ボヌラの25試合)も92年ぶりに更新した。それでも「(大谷と)比べるのも申し訳ないぐらい。まだまだ。もっともっと成績を残していければなと思う」と慢心はない。

 こだわり続けてきた結果が形になっている。日本人の長距離砲はこれまで、異国の投手陣の壁にはね返されてきた。2年連続で50発以上を放っている大谷でさえ、1年目の18年は22本塁打。それでも日本人の1年目では最多だった。海を渡った村上の耳にも“雑音”は入った。だが「僕自身、自分のことをホームランバッターだと思っていますし、球団もそれを望んでいると思いますし、そうなりたい」と本塁打にこだわった。右足の上げ幅を小さくするなどフォームを試行錯誤することはあったが、22年に56発を放った長打力は見失わなかった。

 本塁打ランキングでもジャッジを上回って単独2位に浮上し、年間67発ペース。本塁打以外にも2安打を放ち、ここ5試合で3度目の3安打。1割台だった打率は、2割5分6厘まで持ち直してきた。ベナブル監督は「もう言うことがない。スイングは素晴らしいし、しっかり捉えられている。単打でさえも強い当たりだ。本当に印象的な活躍をしている」と最大限の賛辞を贈った。

 ただチームは打撃戦の末に敗れた。気持ちは次戦に向く。「常に同じ気持ちで打席に立っているので変わりはない。点数は取れているので、あとは勝ちをつかむだけ」と村上。23日(日本時間24日)の敵地・Dバックス戦に挑む。

本塁打が出れば、たった25試合で日本人、Wソックス、新人では誰も記録したことのない6戦連発と、メジャーの歴史に名を刻むことになる。

 ◆ア・リーグ打撃成績上位

 ▽本塁打

〈1〉11 アルバレス(アストロズ

〈2〉10 村  上(Wソックス)

〈3〉9 ジャッジ(ヤンキース)

 ▽打点

〈1〉26 アルバレス(アストロズ)

〈2〉19 村  上(Wソックス)

   他 4 人

 ▽OPS

〈1〉1.245 アルバレス(アストロズ)

〈2〉1.199 ラ イ ス(ヤンキース)

〈3〉1.026 村  上(Wソックス)

 ▽四球

〈1〉27 カ ー ツ(アスレチックス)

〈2〉25 トラウト(エンゼルス)

〈3〉21 村  上(Wソックス)

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