ギリシャ、フランス、ドイツ、スペイン、ルーマニアと日本による国際共同制作プロジェクトで完成した映画「タイタニック・オーシャン」(コンスタンティナ・コヅァマーニ監督)が、5月にフランスで開幕する「第79回カンヌ国際映画祭」の「ある視点部門」に正式出品されることが23日、決まった。

 これまで短編、中編作品がカンヌ、ベネチア、ベルリンと世界3大映画祭で上映され、世界的に注目されてきたギリシャの映像作家コヅァマーニの監督の長編デビュー作。

巨大な水槽で行われるショーで活躍する人魚(マーメイド)たちを育成する日本の全寮制のスクールが舞台で、プロの人魚になることを夢見るティーンエージャーたちの揺れ動く心を描いたファンタジックな物語。

 マーメイドスクールの生徒たちは寮での共同生活の中で、長時間水中で優雅にパフォーマンスを続けるための厳しい訓練を行い、将来ショービジネスの世界で活躍する自分自身の姿を想像しながら切磋琢磨していく。映画の役柄さながらに、オーディションで選ばれた佐々木ありさ、松井遥南、花瀬琴音、室はんな、中村莉久、木越明らみずみずしいキャストが顔をそろえた。また東出昌大真飛聖らがスクールの教師役を演じる。

 同作を共同製作のハピネットファントム・スタジオは、22年の「PLAN 75」(ある視点部門)、24年の「ナミビアの砂漠」(監督週間)、25年の「ルノワール』(コンペティション部門)に続き今作も正式出品が決定。ここ5年で4作品をカンヌ国際映画祭に送り込む快挙を成し遂げた。

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