ブラジルにおけるFIFAワールドカップ2026は、デジタルメディア『Cazé TV(カゼTV)』が全104試合をライブ配信する。昨年7月に放映権獲得を発表していた同メディアは、YouTubeなどのプラットフォームを通じ、全試合を無料かつ4K画質で放送することを発生した。


『Cazé TV』は、ブラジルの人気ストリーマーであるカゼミーロ氏が立ち上げたデジタルプラットフォーム。2022年のカタール大会では22試合を配信し、ブラジル代表対クロアチア代表では同時接続数約600万人の当時世界記録を樹立した。インフルエンサーや元選手を起用し、視聴者とのチャットを通じた双方向性を重視する配信スタイルで人気を集めており、若年層を中心に高い支持を得ている。広告収益とスポンサー契約によって運営されており、サブスクリプション料金は発生しない。

 ブラジルでは大手メディア『globo(グローボ)』も今大会を中継し、ブラジル戦や決勝戦など注目度の高い約50試合を放送する見通しだ。ブラジルの放送史上、ワールドカップ全試合をインターネットで無料配信するのは初の試みとなり、同国のメディア環境における大きな転換点として注目されている。なお、『CazéTV』はYouTubeやTwitchなどの世界的プラットフォームで配信しているが、ワールドカップなどのコンテンツにはジオブロック(地域制限)がかかるため、日本から視聴することはできない。
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