◆米大リーグ ドジャース―アスレチックス(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、山本由伸投手(26)が先発した本拠地・アスレチックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の1打席目に13号先頭打者本塁打を放つと、2点をリードした2回2死一塁の2打席目は二ゴロに倒れて今季初の2打席連続弾とはならなかった。

 アスレチックス先発は、ガナー・ホグランド投手(25)。

21年のドラフト1巡目(全体19位)でブルージェイズから指名された有望株で、今季メジャーデビューした右腕だ。この試合前の時点で2試合に登板して1勝無敗、防御率2・38。平均94マイル(約151キロ)ほどの直球を軸にチェンジアップ、スライダーなどを混ぜて、好投を続けていた。

 1回表は先発の山本が2者連続三振を奪うなど3者凡退の好発進を切った。すると大谷はカウント1―1からの3球目。91・2マイル(約146・8キロ)スライダーを捉えると、打球速度108・2マイル(約174・1キロ)、打球角度28度、飛距離403フィート(約123メートル)で右翼席に一直線で、4試合ぶりの本塁打となる13号先頭弾を放った。

 先頭弾は4月29日(同30日)の本拠地・マーリンズ戦以来今季3発目で、メジャー通算15発目。本塁打は9日(同10日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦以来4試合ぶりで、5月は12試合目ながら早くも6発目となった。アスレチックス戦は、20本目の本塁打で、対戦球団別ではレンジャーズの21本に次ぐ多さにもなった。

 2回には先頭のパヘスも左翼席へ7号ソロ。2死一塁で2打席目を迎えたが、外角のチェンジアップを捉えきれずに二ゴロに倒れて2打席連続弾とはならなかった。

 敵地10連戦を終え、1日の休養日を挟んで迎えた本拠地9連戦初戦だった前日13日(同14日)の本拠地・アスレチックス戦で大谷は、初回先頭の1打席目に四球を選んで10試合連続の出塁としたが、2打席目以降は3打席連続で凡退。

連続試合安打が「9」で止まり、10試合ぶりに無安打に終わった。チームも1―11で大敗。右肩痛で佐々木朗希投手(23)の離脱も決まるという、重い空気が流れた1日となった。

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