◆JERA セ・リーグ 広島5―1巨人(15日・マツダスタジアム)

 巨人が逆転で広島に敗れ4連敗。ビジターでの広島戦は2018年の9連敗以来となる開幕から6連敗となった。

開幕6連勝を目指した先発の山崎伊織投手は6回に小園海斗内野手に痛恨の逆転満塁本塁打を打たれ、連敗を止められなかった。これでチームは4月17日以来の貯金0となった。

 打線は3回、先頭の浅野翔吾外野手が右前打で出塁。山崎が送りバントを決め、泉口友汰内野手の二ゴロで2死三塁。2番起用のヘルナンデス外野手は四球を選んで一、三塁としたが、吉川尚輝内野手は空振り三振に打ち取られ、得点できなかった。

 巨人が5回に先取点。広島の先発・ドミンゲス投手に1死から山崎が四球で出塁し、暴投で二進。泉口はファウルで粘って四球で歩き一、二塁とチャンスを広げると、ヘルナンデスも四球で1死満塁。吉川は二ゴロに倒れたが、キャベッジ外野手は追い込まれてから四球を選び、押し出しで1点を奪った。

 山崎は5回2死からモンテロ内野手に右中間二塁打、矢野雅哉内野手には四球、代打・秋山翔吾外野手に左前打され2死満塁とピンチが広がったが、中村奨成外野手を二ゴロに仕留め、勝利投手の権利を得た。

 巨人は6回、先頭の増田陸内野手が3打席連続ヒットとなる遊撃内野安打で出塁し広島の3番手・鈴木健矢投手のボークで二進。甲斐拓也捕手の送りバントは守備の乱れから投手内野安打となり無死一、三塁。

さらに浅野翔吾外野手の死球で無死満塁と追加点のチャンスを作ったが、山崎は見逃し三振、泉口は空振り三振、ヘルナンデスは左飛に打ち取られ、絶好のチャンスに得点できなかった。

 山崎は6回、先頭の菊池涼介内野手に遊撃内野安打、ファビアン外野手に左前打され無死一、二塁。末包昇大外野手は空振り三振に抑えたが、坂倉将吾捕手には四球を与え1死満塁とピンチが広がり、小園海斗内野手に右翼スタンドに2号満塁本塁打を打たれ、一気に逆転された。

 7回からは2番手で石川達也投手が登板し3者凡退。8回はケラー投手が先頭のファビアンを四球で出し、1死から代走・羽月隆太郎内野手に二塁盗塁を許し、坂倉に四球、小園の中飛で2死一、三塁。モンテロ内野手に四球を与えたところでケラーは降板となり、4番手で馬場皐輔投手が登板したが、矢野をストレートの押し出し四球で5点目を失った。

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