◆米大リーグ ドジャース―アスレチックス(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が15日(日本時間16日)、本拠地・アスレチックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3回の3打席目に2試合連続の本塁打となる14号3ランを放った。右手を挙げてガッツポーズを見せた。

 7―2で迎えた3回1死一、二塁の3打席目。2ボールからの3球目だった。2番手右腕・アレクサンダーの外角チェンジアップを捉えると、逆方向への飛球で左中間席へ運んだ。三塁を通過する直前には右手を挙げてガッツポーズを作り、本拠地は大きく沸いた。打球速度は102・9マイル(約165・6キロ)、飛距離382フィート(約116メートル)、打球角度28度だった。

 またしてもボブルヘッド人形配布試合でアーチを描いた。昨年8月28日には、愛犬のデコピンを抱えた人形配布試合で、試合前にはデコピンの始球式を成功させると、いきなり先頭打者本塁打を放った。今年4月2日には、同点の9回にサヨナラ本塁打を放ってみせた。試合後には「自分にとって特別かなと思うので、そういう日を作ってもらって、そういう日に打てるというのは、選手にとっては特別なことだと思うので、いい夜だったと思います」と満足そうに振り返っていた。自身のボブルヘッド人形配布試合は3試合連続のアーチだ。

 5月は13試合目ながら早くも7発目。5月の月間最多は23年の8発だが、この試合を含めて残り15試合あり、早くも王手をかけた。

44試合目での14号は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、51・5発ペース。2年連続の50発、3年連続本塁打王へ今季も順調に本塁打を積み重ねている。アスレチックス戦は21本目の本塁打で、対戦球団別ではレンジャーズ戦に並んで最多となった。

 この試合では1回表に1点を失い、1点を追って迎えた初回先頭の1打席目。カウント2―2から先発右腕・ビドの高めの95・4マイル(約153・5キロ)を力強くスイングしたが空振り三振に倒れた。2試合連続の先頭打者本塁打とはならなかったが、続くベッツが四球で出塁して二盗を成功させると、フリーマンの右前適時打で同点。さらにマンシーの3ランで勝ち越し、大谷もベンチで笑顔で出迎えた。

 1点リードの2打席目は1死一、三塁で立った大谷。初球のスライダーに反応し、打球角度43度で右翼へはじき返して本拠地のファンは総立ちになったが、柵越えまではあとひと伸び足りない飛距離343フィート(約105メートル)だったが、右犠飛で2試合連続の打点をマークしていた。

 ◆対戦球団別の本塁打数

 (1)21 レンジャーズ、アスレチックス

 (3)18 ホワイトソックス

 (4)17 マリナーズ

 (5)15 アストロズ

 (6)13 タイガース

 (7)11 ロッキーズ、ロイヤルズ、レイズ

 ※最少はフィリーズ戦の1本

 ◆5月の年別本塁打数

 ▽18年 2本

 ▽19年 3本

 ▽20年 0本(試合なし)

 ▽21年 7本

 ▽22年 7本

 ▽23年 8本

 ▽24年 7本

 ▽25年 7本

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