◆第12回石井琢朗杯選抜中学野球佐野大会 ▽1回戦 佐野ボーイズ19―0栃木さくらボーイズ=4回コールド=(5月11日・エイジェック佐野野球場)

 支部交流、リーグ交流の地元開催大会で佐野が底力を見せつけた。

 4回コールド19点の爆勝発進。

2年生の5番・瀬在陽太が2打数2安打1犠飛で5打点の大活躍だ。初回は右越えに2点三塁打し「チャンスだったんで絶対かえしてやると思った」と胸を張った。2歳上の兄・大哉(仙台育英)は昨年のエース。勅使川原敦監督(55)は「(兄と)タイプは違いますが、出るとチームが盛り上がる」と期待を口にした。

 3番・石井蒼一郎主将(3年)は2打席連続死球の後に左前適時打と“大当たり”。昨年の春季全国大会でもレギュラーだった男は「自分の代でも(全国に)出たい」と意気込む。瀬在の存在に「よく打ってくれる。かわいい存在。雑にならずに丁寧にやってくれれば」と期待とエール。憧れの先輩と立った夢舞台に、かわいい後輩とともに―。佐野が夏に向けて走り出した。

編集部おすすめ