◆パ・リーグ ロッテ―日本ハム(16日・ZOZO)

 ロッテの田中晴也投手が、本拠地・日本ハム戦に先発し、6回106球を投げ、6安打4失点5奪三振の内容で、3勝目はお預けとなった。

 初回は苦しい立ち上がりとなった。

先頭・郡司にライトへのポテンヒットを許すと、1死から3番レイエスに中前打を許して、一、二塁。4番・清宮に右前適時打を許して先取点を献上した。5番・万波には中越え適時二塁打を浴び、さらに1死満塁から7番・石井には中犠飛。初回だけで計3点を失った。

 それでも、2回を3者凡退にすると、3回も無失点で切り抜けた。だが、4回には先頭の石井に右安を許すと、盗塁と内野ゴロで1死三塁のピンチ。9番・細川に中前適時打を浴び、リードを4点に広げられた。さらに再び盗塁を許すなど、2死一、二塁とされたが、後続を二ゴロに打ち取ってしのいだ。

 5回は2死から6番・水野に四球を与えると、この日3個目の盗塁も許し、2死二塁。それでも、7番・石井を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 田中は高卒3年目で、昨季は1軍で4試合に登板し、プロ初勝利を挙げ、防御率1・80をマーク。今季は試合前時点で4試合に登板し、2勝2敗、防御率1・96と安定した投球を見せていた。

 20歳の有望株右腕を援護したい打線だったが、相手先発左腕・山崎の前に3回まで毎回ランナーを出すが、得点に結びつけず。6回まで無得点で、田中を援護することができなかった。

 チームは前日の楽天戦(東京D)で連敗を「5」で止めたが、借金「9」で、最下位に沈んでいる。

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