◆JERAセ・リーグ 巨人4―2中日(16日・東京ドーム)

 中日は8回に逆転を許し、連勝が2で止まった。

 1点を追う6回。

上林誠知外野手が、巨人・赤星から、左翼席への4号ソロで試合を振り出しに戻した。8回には、大勢の154キロ直球を完璧に捉えて、バックスクリーン左へたたき込む5号ソロ。自身初となる2打席連発で、打線をもり立てた。

 だが、直後の8回。マルテが2死一、二塁とピンチを背負って降板。継投した4番手・斎藤が、吉川尚に痛恨の逆転3ランを浴びた。 プロ初勝利をかけて、2度目の先発となった金丸は、6回3安打1失点、7奪三振。先制を許すも、上林の同点弾で負けは消えたが、プロ初勝利はまたもお預けとなった。

 井上監督の主な一問一答は以下。

――8回の継投は

「打たれたら、A級戦犯みたいに斎藤がつるし上げられるかもしれないけど、そんなことない。今までうちの勝利というのは、投手陣にすごく助けられてきている。ああいうこともある。

次の登板の時に、引きずらないようにしてほしい」

――上林が2打席連続本塁打

「今日もあいつのおかげで勝利目前まで来ていた。うちでは、外せないピース。いい働きをしてくれています」

――金丸の投球は

「勝ちも負けもつかなかったけど、爪痕を残せた」

――次回登板は間隔を空けるか

「そうだね。俺も、間隔はそんなに空けたくはないと言いつつも、他の先発投手も、すってんてんってわけではない。また投手コーチと話をして、決めていきます」

編集部おすすめ