◆JERA セ・リーグ ヤクルト6ー8DeNA(16日・神宮)

 DeNA・松尾が大暴れだ。8回1死、オースティンの逆転2ランの余韻が冷めやらぬ間に、金久保の外角の直球を左翼ポール際に放り込んだ。

今季3号ソロで勝利を引き寄せ「なんとかバウアーに黒星をつけないようにと思っていた。本当にいいバッティングができて良かった」と振り返った。

 女房役の一打が右腕を救っている。この日は5打数4安打3打点、バウアーとバッテリーを組んだ日に限っては4試合で14打数8安打、打率5割7分1厘と打ちまくっている。「誰の時も打ってやろうという気持ちは変わらないけど、熱を込めて投げてくれているので」

 それでも捕手として助っ人右腕の6失点に「これだけ失点しているということはいろいろある」と今後の改善につなげていく。チームは20歳捕手の活躍もあり、4月4日以来の貯金2とした。若い力を存分に発揮し成長していく。(太田 和樹)

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