◆米大リーグ カブス13―3ホワイトソックス(16日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブス・鈴木誠也外野手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地・ホワイトソックス戦に「3番・左翼」でスタメン出場。2打点を挙げ、ナ・リーグ単独トップに暫定的に立った。
5―2で3点をリードした2回2死三塁の2打席目に左中間へ適時二塁打を放って36打点とし、リーグトップのアロンソ(メッツ)に並んだ。6回、1死一、三塁で迎えた第4打席では、中堅への犠飛を放ち、さらに1打点を追加して単独トップに浮上した。
0―2で迎えた2回にカブス打線がつながって逆転すると、誠也も勢いに乗って追加点をたたき出した。先発右腕・スミスの初球の低めスライダーをはじき返して左中間へ適時二塁打。シカゴを本拠地に置くチーム同士のライバル対決「ウィンディーシティー・クラシック」で貴重な一打を放った。7―3の6回1死一、三塁では事も無げに中堅へ飛球を放ち、もう1打点。8回先頭、10―3で迎えた第5打席では左翼線へ二塁打してチャンスをつくり、無死満塁からスワンソンの右犠飛で生還して11点目のホームを踏んだ。
前を打つ1番・クローアームストロングと2番・タッカーが好調で、打点のチャンスも多く巡ってきている。チーム45試合での37打点は162試合のレギュラーシーズンに換算すると133・2打点ペース。昨季ナ・リーグではドジャース・大谷翔平投手(30)が130打点で打点王に輝いたが、2年連続日本人打点王の期待もかかる。