◆米大リーグ ドジャース9―11エンゼルス(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)、本拠地・エンゼルス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、今季初の6打数0安打に終わり、日本人メジャーリーガー史上初となる4試合連続本塁打はならなかった。1試合6打数以上でのノーヒットは、8打数無安打に終わった19年8月30日のレッドソックス戦以来、6年ぶりとなった。
エンゼルス時代の23年に同僚だった先発左腕Ty・アンダーソンと対戦した3打席は空振り三振、中直、空振り三振。直球は150キロに満たないが、腕の位置を微妙に変えて投球するなど翻弄されて快音を響かせることは出来なかった。1点をリードした6回無死一、三塁のチャンスではエ軍時代に同僚だった3番手左腕・デトマーズと対戦したが、遊ゴロ併殺打。開幕から出場42試合連続で併殺打がなかった大谷が、前日16日(同17日)から2試合連続の併殺打となった。2点を追う8回先頭の5打席目は前日に本塁打を放った右腕・ゼファジャンとの対戦だったが、初球をはじき返すも二ゴロに倒れた。2点を追う9回1死一塁の6打席目は二ゴロに倒れた。
現地時間のこの日、5月17日は、昨年米カリフォルニア州ロサンゼルス市が、選手としての功績や影響力などをたたえて制定した「大谷翔平の日」。さらに「5月17日」は、父・徹さんの63歳の誕生日でもあり、昨年は試合前にロサンゼルス支庁を訪問し、市議会で表彰を受けると、その後に本塁打を放って自ら祝砲とした。今季は快音を響かすことはできず、チームもシーソーゲームの接戦を落とした。