◆米大リーグ ドジャース―エンゼルス(18日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、本拠地・エンゼルス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、中飛、左前安打の2打数1安打で迎えた4点を追う5回2死二塁のの3打席目は、花巻東高で3学年先輩の菊池雄星投手(33)と対戦し、右前適時打を放った。菊池は4回まで無失点投球だったが、初めて得点を与えたが5回終了時点で1失点のみ。
エンゼルスの先発は菊池。今季は初対戦だが、昨季までは23打数7安打の打率3割4厘で、3本塁打5打点で、昨年4月27日の対戦では大谷が自己最速となる打球速度119・2マイル(約191・8キロ)の右前安打も放った。一方で雄星は今季から加入したエ軍で9登板、0勝4敗、防御率3・72で白星がなく、新天地初勝利を狙うマウンドだ。
エンゼルスが初回にネトの先頭弾、ウォードの2ランで3点を先取して迎えた雄星VS大谷の1打席目。カウント1―1からスライダーをはじき返したが、柵越え前ではあとひと伸び足りない飛距離351フィート(約107メートル)の中飛に倒れた。
3回にもエンゼルスはダーノーの左前適時打で1点を追加。3回2死まで無安打投球を続けてきた雄星だが、大谷が3回2死走者なしの2打席目に左前安打。5球目のファウルではバットが折れたが、次の内角直球に詰まらされながらも左前に落とした。2試合、8打席ぶりの安打となったが得点にはつながらなかった。
大谷は、今季初めて3試合連続本塁打を放ち、MLB全体単独トップの16本塁打となって迎えた前日17日(同18日)の本拠地・エンゼルス戦は6打数無安打。自身初の4試合連続本塁打を逃し、6打席以上に立って1度も出塁がなかったのは、8打数無安打だった19年8月30日のレッドソックス戦以来6年ぶりメジャー2度目だった。