◆米大リーグ ドジャース―エンゼルス(18日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、本拠地・エンゼルス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3点を追う7回1死一塁の4打席目は2番手左腕・バークと対戦し、一塁への内野安打で、9日(同10日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦以来8試合ぶりの1試合3安打をマークした。

 エンゼルスの先発は今季初勝利を狙ってマウンドに上がった菊池。

今季は初対戦だが、昨季までは23打数7安打の打率3割4厘で、3本塁打5打点で、昨年4月27日の対戦では大谷が自己最速となる打球速度119・2マイル(約191・8キロ)の右前安打も放ち、今季のオープン戦でも本塁打を放っていた。

 エンゼルスが初回にネトの先頭弾、ウォードの2ランで3点を先取して迎えた雄星VS大谷の1打席目。カウント1―1からスライダーをはじき返したが、柵越え前ではあとひと伸び足りない飛距離351フィート(約107メートル)の中飛に倒れた。

 3回にもエンゼルスはダーノーの左前適時打で1点を追加。3回2死まで無安打投球を続けてきた雄星だが、大谷が3回2死走者なしの2打席目に左前安打。5球目のファウルではバットが折れたが、次の内角直球に詰まらされながらも左前に落とした。2試合、8打席ぶりの安打となったが得点にはつながらなかった。

 0―4で迎えて5回2死二塁の3打席目は右前適時打。大谷が内角のチェンジアップにうまく反応して、ドジャースにこの日初の得点をもたらした。雄星はさらに2者連続四球で2死満塁のピンチを迎えたがフリーマンを左飛に打ち取って今季初勝利の権利をつかんだ。最後は一塁へのベースカバーで右足首を痛めて降板となった雄星だが、6回途中3安打1失点、7奪三振の好投。雄星VS大谷は3打数2安打1打点だった。

 大谷は、今季初めて3試合連続本塁打を放ち、MLB全体単独トップの16本塁打となって迎えた前日17日(同18日)の本拠地・エンゼルス戦は6打数無安打。自身初の4試合連続本塁打を逃し、6打席以上に立って1度も出塁がなかったのは、8打数無安打だった19年8月30日のレッドソックス戦以来6年ぶりメジャー2度目だった。試合前にはブルペン入りして23年9月の右肘手術後最多50球を投げていたが、ロサンゼルス市が昨年制定した「大谷翔平の日」に快音を響かせることは出来なかった。

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