オリックス・岸田護監督(44)が23日、鬼門攻略へ「先手必勝」を掲げた。24日から熊本と鹿児島で行われるソフトバンク2連戦に向け、空路で熊本入り。
「何が起こるか分からないので、なおさら今まで以上に全員で攻める気持ちを持ってやらないと」。チームは今季、先取点を献上した22試合は5勝15敗1分け。一方、先に得点を奪った22試合は17勝4敗1分けと、先制パンチが白星につながることが顕著に表れている。特に、初回に得点を挙げた10試合では6勝3敗1分けとのデータもあり、指揮官は「初回から攻めていく。いつも以上に、その意識を持ってやりたい」と、必勝パターンを思い描いた。
自身は現役時代、宮崎で行われた09年7月28日の同戦に先発し、8回1失点で勝利投手。くしくも、この日は打線が初回に2点を挙げている。「守りに入ったら、やられてしまう」。先に試合の主導権を握り、逃げ切りたいところだ。