日本ハムの山崎福也投手(32)が23日、翌日の楽天戦(楽天モバイル)先発に向け、自身初となる2戦連続完封への意欲を示した。前回登板(16日)のロッテ戦(ZOZO)では9回122球を投げ、7安打無失点で8年ぶりの完封勝利を挙げた。

今季3勝目へ中7日で臨む今回も、「長いイニングを投げる」と先発の役割を果たすことを誓った。

 明るい表情が、状態の良さを物語っていた。山崎はキャッチボールやダッシュなどの練習を終え、笑顔で報道陣の前に現れた。2017年7月10日の日本ハム戦(京セラD)以来8年、実に2867日ぶりの完封勝利を収めた前回登板から中7日で楽天戦に先発する。「前回は前回なので。チームも変わっていますし、球場も違うので前回登板はあまり意識していない」と目の前の一戦を見据えた。

 それでも、5回80球前後で交代する試合が続いていた中で、今季自己最多122球を投げての完封勝利。「先発である以上はしっかり長いイニング投げるというのは僕の中で思っている」と使命を全うした手応えをかみしめた。今季初の100球超えについても、「いつもよりは重さはあったけど、気にするほどではない」と心地よい疲れを体感した。

 楽天とは今季、初対戦になる。「かわいらしい感じ」と語るドラ1・宗山は明大の後輩で、試合前に笑顔で談笑する場面もあった。2月23日のオープン戦(名護)で1打席対戦した際には遊ゴロに仕留めているが、「浅村さんの一発もありますし、後輩の宗山くんもいるのでしっかり抑えられるように」と主砲とともに警戒した。

 楽天モバイルでは、昨季2試合に登板し防御率1・46。24日はデーゲームだが、気温15度前後で肌寒い気候が予想される。それでも、「やりやすくていいんじゃないですか」と得意の球場で自身初の2戦連続完封に自信をのぞかせた。(川上 晴輝)

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