◆パ・リーグ 楽天―日本ハム(24日・楽天モバイル)
楽天・浅村栄斗内野手が通算2000本安打を達成し、お立ち台で涙を見せた。
初回1死二塁、日本ハム・山崎のカットボールを右前へ運ぶ先制適時打で節目に到達し「長かったですし、苦しかったです」と振り返った。
大台を達成したが「チームとしての目標ではないので、何とか早く決めたいと思ってました。ホッとしました」と語り「ゲーム中にも関わらず僕の記録で時間を止めてくれて、相手チームの日本ハムの皆さん前にでてくれてありがたかったです」と対戦した日本ハムの関係者へも敬意を伝えた。
さらに、観戦に訪れていた家族へ向けても「一緒に苦しんで、いつもサポートしてもらって、ありがたい限りです。ありがとう」と涙ながらに感謝の言葉を口にした。
残り36本で迎えた今季は開幕2戦目で初安打し、その後コンスタントに安打を積み重ねた。4月22日の日本ハム戦では通算300本塁打も達成した。しかし残り9本とした4月27日のソフトバンク戦後、自己ワーストとなる35打席連続無安打。あと2本の状況からも17打席連続無安打とペースが落ち、5月20日の西武戦を欠場して連続試合出場は歴代4位の1346試合でストップした。「うれしい記録なんですけど、近付くにつれて苦しかったです。そのくらい偉大な記録なんだなと改めて感じました」と胸中を明かし、達成を心待ちにしていたファンへ向けて「こんなに大勢のファン皆さん、待たせてしまって申し訳ない思いでしたし、ふがいない成績ばかりだったので、何とか達成できて良かったです」と思いを語った。
新たな目標を聞かれると「優勝なんですけど、とにかく2000本で終わりではないので。もっとレベルアップして頑張りたいと思います」と決意。最後には「泣くつもりなかったんですけど、いろいろ思いが出てきて。すみませんでした」と話して締めた。