◆東京六大学野球春季リーグ戦 第7週第1日▽明大―法大(24日・神宮)

 東京六大学野球連盟の創設100周年を記念したレジェンド始球式が行われ、プロ野球の阪神、西武で474本塁打を放った法大OBの田淵幸一氏が登場。大学当時の背番号22のユニホームに身を包み、力いっぱい投球。

惜しくもショートバウンドで捕手のミットに収まり「ノーバウンドで投げたかったな。75点かな。一生の思い出になります」と笑みを浮かべた。

 大学時代に記録した22本塁打は、97年に当時慶大の高橋由伸氏が23本塁打を放つまで六大学の記録だった。「これから23本以上打つ選手は出ないよ。3三振でも最後にサヨナラホームラン。そういう打者はなかなかいない」としみじみと語った。

 試合前には母校の現役選手を激励。自身の座右の銘「魅せて克つ(かつ)」を例に挙げ「プロもアマもお客さんを喜ばせないといけない」と声をかけ、自ら円陣で声出し。「久々にさあ行こうぜ!と言ったよ」と笑っていた。

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