◆米大リーグ エンゼルス―マーリンズ(23日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=エンゼル・スタジアム)

 エンゼルスの菊池雄星投手が本拠地・マーリンズ戦に先発し、5回2/3で110球を投げて7安打、4奪三振、4四球ながら無失点で移籍後初勝利の権利を得て降板した。3点リードの6回は連打を浴びた後に、遊ゴロ併殺打と連続四球で2死満塁としたところでマウンドを降りた。

 初回は2死から四球で出塁を許すも、無失点に抑え、移籍後初勝利に向け、上々の滑り出しを見せた。4回は先頭を四球で出塁を許すも、けん制で誘い出して2死に。だが、センター前のポテンヒット、投手強襲の内野安打で一、二塁のピンチ。それでも、最後は8番サンチェスを一ゴロに打ち取って、無失点で切り抜けた。

 今季10度目の先発となった前回18日(日本時間19日)、敵地・ドジャース戦で6回途中1失点と好投したが、移籍後初勝利はお預け。6回にベースカバーに入り、一塁ベースを踏んだ際に倒れ込むアクシデントにも見舞われていた。その後、球団は菊池の負傷については「右足首の炎症」と発表していた。それでも、この日は序盤から周囲の不安を払拭させる投球を続けた。

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