「15」は3人の新人王を輩出している。
まずはエースのジョー、こと城之内邦雄。
翌年以降も17、18、21、21勝を挙げ入団から5年間で101勝。この数字は城之内以降現れていない快挙で、「エースのジョー」と呼ばれるのも当然だった。
次の新人王は2011年の沢村拓一。中大から入団した「15」は、チームでただ一人先発ローテーションを守り、29試合に登板し11勝11敗、防御率2・03の成績を残した。
この年の沢村まで山口鉄也、松本哲也、長野久義と巨人から4年連続の新人王となったが、次に獲得したのが、11年後の大勢。開幕から抑えを任され新人最多タイの37Sをマーク、文句なしの選出だった。
ちなみに背番号別に見ると3人は最多タイ。「8」の高田繁、原辰徳、仁志敏久。「21」の藤田元司、堀内恒夫、木佐貫洋だ。