◆JERA セ・リーグ 巨人4―2ヤクルト(24日・東京ドーム)
勝ってカブトの緒を締めた。巨人・阿部慎之助監督(46)は攻守で見えた隙を指摘。
2―0の6回の攻撃。無死二塁、岸田のバントが一塁・オスナの前に転がったが、二塁走者・キャベッジは三塁でアウトになると判断したのか二、三塁間で止まり、遅れて中途半端にスタートするも三塁に送球されタッチアウト。1死一塁となり、続くヘルナンデスが二ゴロ併殺打に倒れた。
快勝ムードが一転、嫌な空気が流れた直後の7回の守備。2番手・田中瑛が登板も、先頭・増田の右翼線の二塁打コースの安打で、右翼・キャベッジがフェンス際の処理にもたつき三塁打とした。2点リードで強気に内野が前進守備を取ったが、1死三塁から代打・西川に右前適時打、捕手・岸田の捕逸の後に代打・宮本に左前同点適時打。試合の流れは大きく傾いた。
普段から凡事徹底を掲げる阿部監督。細かいプレーの大切さを全員で再確認した。この日は23打席無安打と打撃不振の大城卓に代わり小林が今季初昇格。