◆パ・リーグ 楽天2―1日本ハム(24日・楽天モバイル)

 24日の楽天戦(楽天モバイル)は1―2で惜敗。2番手で登板した斎藤友貴哉投手(30)が5月14日のオリックス戦(エスコン)でオリックス・広岡に満塁本塁打を献上して以来10日ぶりのマウンドで2回無失点と好投した。

 ピンチを迎えても、斎藤はゼロに抑えることだけ考えていた。5回1死一、二塁のピンチも、155キロの真っすぐで宗山を二ゴロ併殺打。4回からの登板で2イニングを1安打2四球無失点に抑え「0点に抑えて、後ろにつなごうと思っていた」とうなずいた。

 待ちに待ったマウンドだった。前回14日のオリックス戦(エスコン)では広岡に満塁被弾。そこから中9日でのマウンドだった。「先発がすごすぎて、なかなか自分が投げる展開に来ない。投げないと課題も見つからないので、次につながると思う」。決めにいく際に体が突っ込む課題も指摘され、次に生かしていく。

 流動的な起用が続いているが、狙うは勝ちパターンへの返り咲きだ。「結果を出し続けるしかない。後ろで投げたいですし、目標はずっと変わらず。

まずは与えられた場所をしっかり抑えていきたい」。田中との“Wストッパー”として期待された右腕が、力でその座を取り戻しにいく。

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